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「Z世代の消費から見る特徴・後編」

「Z世代の消費から見る特徴・後編」

Z世代の消費の特徴の最後は、サブスクリプション。 Z世代の中には、わざわざ必要な物を購入せずに、サブスクリプションやレンタルを利用することで目的を達成するという価値観を持つ消費者が増えています。 また、インターネットの普及で情報量が増え、Z世代は興味を刺激される機会も増えています。中でもSNSの普及により、SNSに投稿することで消費が完結する文化が定着してきており、SNS上には他人の消費結果が溢れています。そのためZ世代は、他人の投稿で消費の疑似体験をし、わざわざ自分で消費する必要があるか、所有する必要があるかを検討するのです。...

「Z世代の消費から見る特徴・前編」

「Z世代の消費から見る特徴・前編」

最近「Z世代」という言葉をよく聞きます。 Z世代とは、1996年から2012年の間に生まれた若者の事で、主に消費行動の視点から彼らの特徴が考察されてきました。 Z世代の消費行動には3つの特徴があります。 まずはデジタルネイティブ。 Z世代は生まれた時から消費方法の選択肢にインターネットという手段がありました。 1999年にヤフー、2000年にはアマゾンとサービスが開始され、それ以前の世代はインターネットの登場に伴い受け入れる必要があったのに対して、Z世代はむしろインターネットという選択肢が無い時代を知らないのです。...

「損失回避性」

「損失回避性」

リスクがある状況での人間の行動パターンについての理論の中に「損失回避性」というものがあり、経済においても重要な概念の1つであります。 では、損失回避性とはどんな特徴なのでしょうか。 例えば、次のような「くじ引き」があったとします。 このくじは、50%の確率で「当たり」、50%の確率で「はずれ」が出ます。 当たりが出た場合は200万円もらえますが、はずれが出た場合は100万円支払わなければなりません。計算上は、このくじの期待値はプラス50万円で、くじを引く側には有利な条件です。 あなたはこのくじ引きに参加しますか?...

「老後の資金はどれくらい必要!?」

「老後の資金はどれくらい必要!?」

皆さんは、老後の資金の準備はできていますか? 最近特に老後の資金に関する相談が増えており、準備をしなきゃと思いながらも何から手を付けていいのか分からない、そんな方も多いかもしれません。 そこで、ご自分の老後の日常生活費(支出)を考え、それを基に貯蓄の目標を立ててみてはいかがでしょうか。 一般的に老後は日常生活費が減ります。現在の支出から老後に不要になるであろう支出を差し引いて下さい。 例えば、仕事に関係するスーツ代、靴代、交際費、ランチ代などは不要になりそうです。...

「政策金利って何?」

「政策金利って何?」

新聞やニュースでよく耳にする「政策金利」。経済・金融ニュースを理解する上で重要なキーワードですが、住宅ローンなどの金利とはどう違うのでしょうか? 政策金利とは、各国の中央銀行が景気や物価の安定を図るために行う金融政策の1つで、いわゆる短期金利のことです。 中央銀行は、政策金利に基づいて市中銀行に貸付を行い、景気や物価の変動に応じて政策金利を上げたり下げたりしています。...

「年金の繰り下げ受給・繰り上げ受給~後編~」

「年金の繰り下げ受給・繰り上げ受給~後編~」

前回も少し触れましたが「繰り下げ受給」をする際は注意が必要です。 繰り下げ受給を選択すると、受け取りを1ケ月遅らせる毎に0.7%ずつ年金が増えるので、70歳まで遅らせると42%、75歳までおくらせると84%の増額になります。 たしかに繰り下げると年金は増額しますが、年金からは税金や社会保険料が天引きされます。繰り下げ受給で収入が増えると、その分税や社会保険の負担が大きくなる可能性があります。 また、繰り下げる前には「加給年金」の対象となるかも確認する必要があります。...

「年金の繰り下げ受給・繰り上げ受給~前編~」

「年金の繰り下げ受給・繰り上げ受給~前編~」

今年4月から、年金の制度改正が順次施行されています。 皆さんもご存知の通り、日本の平均寿命は延びています。年金制度がスタートした1961年と比べると、男女ともに15年以上も寿命が延びました。 長寿になったことで必要なお金も増えました。60歳で定年退職、あとは年金と預貯金で暮らす・・・そんなロールモデルは既に通用しないでしょう。 何歳まで働くか、どういう働き方をするか、年金は何歳から受け取るかなど高齢期の過ごし方は多様な為、長く働き、増えた年金を受け取れるよう後押しをする制度改正が行われているのです。...

「TDLの入場料は世界で一番安い!?」

「TDLの入場料は世界で一番安い!?」

日本に住んでいれば誰もが知っている東京ディズニーランドですが、その入場料が世界で一番安いことはあまり知られていません。 実は、各国の通貨を為替レートを基に円に換算して考えると、日本のディズニーランドが一番安いのです。 同じ商品の値段は世界のどこでも等しくなるということを前提に為替レートが決まる考え方を購買力平価説といいます。...

「国民総オタク社会!?」

「国民総オタク社会!?」

「あなたはオタクですか?」と聞かれたら、どう答えますか? 「オタク」に対するイメージは世代間でかなりギャップが存在しており、今の若者には昔のようなオタクに対するネガティブなイメージはほとんどないようです。 たしかに「オタク」という言葉は、こだわりの強さを表す言葉として幅広く定着してきましたし、いつの間にか「マニア」や「コレクター」と同義として使われています。...