Z世代の消費の特徴の最後は、サブスクリプション。

Z世代の中には、わざわざ必要な物を購入せずに、サブスクリプションやレンタルを利用することで目的を達成するという価値観を持つ消費者が増えています。

また、インターネットの普及で情報量が増え、Z世代は興味を刺激される機会も増えています。中でもSNSの普及により、SNSに投稿することで消費が完結する文化が定着してきており、SNS上には他人の消費結果が溢れています。そのためZ世代は、他人の投稿で消費の疑似体験をし、わざわざ自分で消費する必要があるか、所有する必要があるかを検討するのです。

ここまで挙げた3つの消費の特徴は、彼らが生きてきた時代の中で生まれた市場の変化によって構築された特徴や価値観といえます。しかし一概にZ世代といっても、1996年から2012年の16年間の中でも、小さな市場変化やトレンドが生まれています。

新型コロナウイルス流行といった社会変化やIT革命による市場の変化は、平等に全ての消費者が影響を受けることであり、その変化をいつ受けたのかなど世代間の変化を見ることは、その世代の消費の特徴を認識する上で重要ではないでしょうか。