企業などに就職し給与明細を受け取ると、毎月「社会保険料」が引かれます。
これには「厚生年金保険」や「健康保険」などの公的保険の保険料が含まれており、手取りは減るが保険料を支払い続ければ、老後は厚生年金を受給ができ、病院にかかれば医療費の自己負担が安く済みます。
ただ、この厚生年金の受給月額には男女で大きな差があり、厚生労働省の「厚生年金保険」「 国民年金事業年報」によると、男性は 16.3 万円、女性は 10.5 万円と、女性は男性の約3分の2。
これは、老後の年金額が現役時代の賃金の高さと保険料を納めた期間によって決まる為、女性が結婚出産を機に会社を退職し、子が成長した後に再就職するまでのブランク期間や、キャリアが中断されたことでの賃金の伸び悩みなどが関係しています。
もちろんどんなライフスタイルを選択するかは個人の自由ですが、現役時代の収入が老後の年金に反映されることは事実です。
若いうちは目の前のライフイベントで頭がいっぱいで老後のことまではイメージできないかもしれませんが、様々なライフイベントを経ても安定した収入を確保することが、必ずやってくる「老後」への備えとなるでしょう。