年収1,000万円を得られたからといって、すごく豊かな生活を送れるかといったら、必ずしもそうとは限りません。安定した生活を送れている人もいれば、家計のやりくりに悩んでいる人もいるのです。

そこで、なぜ年収が1,000万円あっても家計のやりくりが苦しい状態になってしまうのかを理解した上で、資産運用の方法や節税のやり方などについて知識をつけ、ゆとりがある生活を送れるようにしていく必要があります。

ところで、年収1,000万円の人の割合はどのくらいかご存知ですか?

国税庁が公表している「民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の総数の約5,300万人に対して、年収1,000~1,500万円の人は約185万人と、全体の約3.5%しかおりません。

年収1,000万円以上となれば、平均年収の2倍以上ですが、それでも家計のやりくりが苦しいと感じてしまう理由がいくつもあるのです。

次回は、その理由について解説していきます。