夫に先立たれたA子さん(66歳)。葬儀が終わり淋しい思いと共に、今後の生活が不安になり家計を見直してみました。
そこで、自分が置かれた現実に直面するのです。

夫は会社員でA子さんはパートで扶養内でした。
老後は夫の厚生年金18万円と自分の基礎年金6万円、合わせて24万円で暮らしていくはずが、夫が亡くなり遺族年金に変わって、18万円→9万円に減り自分の6万円と合わせて15万円になってしまいました。

【毎月の支出】
食費    3万円
光熱費   2万円
医療費   1万円
交通・通信 2万5千円
保険料   1万5千円    計10万円

ここから冠婚葬祭や衣服代などの出費があれば残るお金は僅か。
しかしA子さんはまだ恵まれています。
もし夫が自営業の場合、妻は自分の基礎年金の6万円のみになってしまうのです。
(※18歳未満の子がいない場合)

ご自身がその立場になった時を想像してみたらどう感じますか?
扶養を外れて働くことを迷っている方へ。
働き方とご自身の老後について、改めて見つめ直してみませんか?