所得の格差というのはその実態が見えにくく、問題を深刻化させています。

ジニ係数とは、社会における所得の格差を測る指標のことで、各人の所得が均一で格差が全くない状態を「0」、1人のみが全ての所得を独占している状態を「1」として数値化したもので、日本は世界の平均よりも高く、ほとんどの先進国より所得の格差が広がってしまっています。

所得の差が拡大し、所得再分配による効果も薄い状態で、これからの日本経済を担う若者世代の所得や雇用条件、労働環境の悪さなどは、いちはやく改善していかないと経済の停滞や低迷を避けられない状態になってしまう恐れがあります。

ジニ係数は、所得格差問題を考えるきっかけになるのです。

この低金利の現代でも、金融商品を上手く活用しながらお金を育てることで将来に向けての資産形成をする。これも所得格差をなくす方法と言えるのかもしれません。

資産形成は考え方のほんの一例ですが、「こういう考え方もあるのか。」という発見や気付きを積み重ねていくことが、わたしたち一人一人が出来ることなのではないでしょうか。