前回の続きになりますが、これからの高校生はどんな金融教育を受けていくのでしょうか。

文部科学省が定めた高等学校学習指導要領によると、「家計の構造や生活における経済と社会の関わり、家計管理について理解すること」「生涯を見通した生活における経済の管理や計画の重要性について、ライフステージや社会保障制度などと関連付けて考察すること」の2点について学んでいくとされています。

実際の授業では、給与明細を教材にして、家計の構造や収支のバランスについての理解の上で、進路や職業なども含めた生活設計に基づいて将来のシミュレーションをしてみたり、住宅ローンに関する費用と家計管理を関連付けるなど、多くの人がいずれ経験するライフイベントに備えた知識を学ぶようです。

このように、私たちにとっても金融リテラシーを高める意義はとても大きいことです。

この機会に、これからの高校生が学ぶ内容なども参考に、ご自身に足りない知識を把握し、生活に役立てていくための金融知識を学んでいってみてはどうでしょうか。